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おじゃまタクシー■vol.4『夜の道路はお化け屋敷』~その2
2021.10.29
【おじゃまタクシー】
ちょっとおじゃまします。
【桜にN】(日本交通グループ関西)の元ドライバー 「日交郎(ニコロー)」が、タクシーやハイヤーの乗務経験 をもとに、安全運転に関することや大阪の話題などを自由に 書き綴るブログです。
おヒマなときにでも目を通していただければ幸いです。
私が「夜の『突然』お化け」に出会った お話しの続きです。
私のマイカーの駐車場に入るためには左折
で歩道を横切る必要があるので、その手前
で必ず一時停止しています。
これはもちろん道交法で決まっていますね。
ところが、あれは雨が強く降っている深夜のこと。
いつものごとく左折で駐車場に入れようとして、そのときだけなぜか一時停止せずに
後方目視だけで歩道を横切ろうとしたその瞬間!…
左後ろから黒い雨合羽の無灯火自転車が猛スピードで突っ込んできたのです。
「がちょーん!」…と叫んだのかどうか記憶にはありませんが、とにかくガツン!
と急ブレーキ!!クルマはギャッ!と前のめりの急停車!!
ギリギリのところで回避できたものの、私はしばらく呆然…。
気が付くと、窓や屋根に当たる雨の音とワイパーのキーコキーコという動作音だけが
車内に響いていました。
雨の降る夜、街灯もない真っ暗な場所で、おまけに黒合羽の無灯火…。
悪条件がかさなったとはいえ、私には直前まで全く見えなかった。
どれだけ気を付けているつもりでも「事故」というのは、このようなタイミングで、
このような心の隙間をついて起こるのだな、と強く認識できた苦い経験でした。
皆さん、雨合羽はなるべく明るい色、それも警戒色とされる黄色
もしくは明るいオレンジ色のものを着るようにしましょうね!
身の回りで発生するリスクとは危険性のことに他ならず危険は回避せねばなりません。
そして、油断はキンモツです。
油断の親は「慣れ」ですし、油断の子が「リスク」だと思います。また、油断の兄貴が「疲労」で弟が「漫然」でしょう。そして父方の伯父に「居眠り」がおり、義理の妹に「よそ見」がいます。しかも祖父が「寝不足」で、親戚中の鼻つまみ者に「飲酒運転」という、とんでもないスットコドッコイがいたりします。
さらに母方の従弟が……もうええか。
運転には緊張感も大事なのですが、あまり緊張が続きすぎると疲れてしまい、結果的に油断を呼び込みかねません。
安全運転の原点とは…
「車間距離を十分にとる」
「速度を控える」
「早い目のブレーキタイミング」
「『ながら運転』はしない」
「無理せず早い目に休憩する」
などなど…
やはり基本が大事、「初心忘るべからず」ですよね!
さて、次回のテーマは
「御堂筋の数え歌」です。そんな数え歌、聞いたことありますか?
次回は11月5日(金)アップ予定です。
(ニコロー)
#桜にN #安全運転 #ニコロー #雨合羽 #車間距離 #ブレーキタイミング #ながら運転