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おじゃまタクシー■vol.5『御堂筋の数え歌』
2021.11.5
【おじゃまタクシー】
ちょっとおじゃまします。
【桜にN】(日本交通グループ関西)の元ドライバー 「日交郎(ニコロー)」が、タクシーやハイヤーの乗務経験 をもとに、安全運転に関することや大阪の話題などを自由に 書き綴るブログです。
おヒマなときにでも目を通していただければ幸いです。
よどやにきたいま こうふくどう ひらのあわじぃ かわらまち
びんごにほんまち せんちゅうさん
きゅーたろう ほくなんきゅうほう ばくろまち
みなきたみなさん しばきたしんばし
うなぎのだいちゃん しみずにすんで はちまきみつけて
どうとんなんば
これは何かの呪文ではなくて、大阪市内の メインストリート「御堂筋」の淀屋橋から 難波までの信号の覚え方なんですよ。
私がタクシーに乗務し始めたとき、一番 最初に戸惑ったのが御堂筋の走り方でした。 大阪市内のタクシーにとって「御堂筋」というのは基本中の基本なのに…。
大阪の街をクルマでよく走る方ならご存じでしょうけれど、御堂筋は南行の一方通行になっており、淀屋橋~道頓堀間には4車線の本線車道とその両側に1車線の側道があるという構造で、本線車道からは右折も左折もできません。つまり、本線からどこかの信号で曲がろうと思えば、遅くともその一つ手前の信号で左右どちらかの側道に入っておかねばならないのです。
また、年末年始とかGWとかになりますと他府県ナンバーのクルマが本線車道で方向指示器を点滅させたまま停車してしまっていることがあり、こちらがアワワワ!となって…。あれ、危ないですよね。
そんなこんなで、初心者のころの私は不安のあまりずいぶんと手前から側道をゆるゆると走ったりしましてね、お客様から「エライ早よから側道に入って安全運転やなぁ」と褒められることもありましたが、ありゃ嫌味やったのか?
とにかく、そんなことではあかん!!なんとかせねば!!…と、私ゃ色々考えた…。
そうや!京都の「丸竹夷二押御池(まるたけえびすにおしおいけ)」という通り名の数え歌を参考にしよう!と思いつき、冒頭のような「御堂筋の数え歌」を自分で作った、ということです。
「御堂筋の数え歌」のどの部分が御堂筋のどの信号名に当たるのか、おヒマな方は考えてみてくださいね。
ちなみに、大阪市内中心部の町名は「ちょう」ではなく「まち」と読みます。
本町「ほんまち」、道修町「どしょうまち」、博労町「ばくろまち」などですね。
みんな、この「御堂筋の数え歌」、デートの時に使っていいよ。 ……使わんか。
次回のテーマは「大阪市内に飛行場?(大阪市長の英断)」です。
え?そんな計画があるんですか? はてさて…。
次回は11月12日(金)アップ予定です。(ニコロー)
#桜にN #安全運転 #ニコロー #御堂筋 #数え歌 #淀屋橋 #難波